切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

透けるプレート:ヒマワリ

「穀象に青き空など用はなし」(成瀬櫻桃子)

久しぶりの雨模様の朝です。湿度のない晴天が続いており、「清々しい快適な」という言葉がついつい誰しも喜んでいるかのように使いがちですが、今日のような湿度の高い雨模様の日を「待ってました」と小躍りされている方も居るのですよね。そんな事を察すると晴天すらも軽はずみに好機などと言うのは独りよがりの身勝手なのかもしれません。しかり、穀象こと、コメ食う大食感には青空ほど毛嫌いするものもないですね。

「日に曝し散る穀象の行方かな」(小笠原ひろみ)

気温が上がり、湿度が増すと米櫃の底に出没して来るのがこの虫。「ぎょ!」などと、慌てて天日干すと、ぞろぞろ。ホントにあの虫さん達は逃げ出してどんな代替食を見つけるのでしょうかしらね。

「穀象の命の軽さ水に浮く」(稲畑汀子

天日干ししたら、全て出て行かれたかしらと思いきや、米を研いでいるとプカプカと、白い米の中からくっきりと、あの硬い鎧に覆われた図太いお姿が浮かび上がって来ます。

「穀象の飽食の罪つまみ出す」(吉村玲子)

発見が早いと、米は無事ですが、うっかり小家族故、米の炊かない日が続くと、米粒がまるで骨粗鬆の骨のようにスカスカになっている時があります。

「穀象を見かけぬ時代怖れけり」(稲畑汀子

最近では、一合がお洒落に袋詰めされた米をスーパーでも見かけますが、こうなって来ると穀象などと言ったら、途方もない物を連想されるかもしれませんね。抗菌に対する徹底ぶりの日本の習性は秀逸ですが、さて明日からサミット。その優秀さが功を奏することを願うばかりです。

 

ヒマワリの色付けは結構手間がかかりました。小さな丸刀で切った丸を一つずつ、また丸く丸刀で切り落としたセロハンで貼りました。花びらも一枚ずつ切ったセロハンを貼り微妙な色の違いが出るようにしてみました。光線の加減で綺麗に浮き出ます。

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Rien qu'au Japon, il se vendrait plusieurs millions de masques antibactériens chaque année. ) *。*(