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切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

団扇②

「ごきぶりの太古の闇を負ひにけり」(若井新一)

毎年以前はこの時期が来るとゴキブリ退治にとバルサンを大量に買い込み噴霧し大掃除をしたものでしたが、その効果でしょうか最近ゴキブリに遭遇する機会が減りました。さてバルサンの効果なのか、食事を余り作らなくなり台所に生ごみが溜まらず、流しがいつも乾いている所為かもしれません。

「ごきぶりも乗りたるノアの箱舟に」(副島いみ子)

それにしても、ごきぶりの生命力はすごいですね。あの隙間とも思えぬ狭い空間を刷り込んで行きます。

「躊躇して打ち損じたる油虫」(橋本幹夫)

そんなことに感心していると、あの柔軟な黒光りしたお姿は忍者のごとく煙と化しますね。

「ごきぶり飛ぶ掴みて宮本武蔵かな」(竹内悦子)

ホント、剣の達人にでもならでは、退治は追いつかず、やはりクリーンな台所が必携です。

 

団扇柄をまたしても失敗してしまいました。実に細かい柄なのですが、骨に邪魔されてほとんど何やらさっぱり分からなくなってしまい苦労は水の泡。

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Ce qu'on nomme cafard n'est souvent qu'une éclipse de nos illusions et un éclair de notre lucidité.