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切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

ランチョンマット①

「短夜のまどろみ夢かうつつかと」(橘川重)

明日東京を引き払います。行きなれた渋谷周辺の空気もしばし吸えなくなります。短夜の夢の世界のようでした。

「短夜の夢来し方を行き戻り」(伊藤知子)

日が長くなると、夜は必然短くなり、折角眠ったかと思うと、朝が来ます。私の渋ブラのようです。

「短夜の目覚めて忘るる夢ばかり」(岡崎桜雲)

最近、めっきり夢を忘れるようになりました。良いような、朝の目覚めの気分を左右することはなくなりましたが、思いに耽る楽しみが半減です。

「ゆくりなく途切れし眠り明易し」(深谷雄大)

季語は短夜と同義夏。4時前後には明るさの所為か就寝時間に関係なく目が覚めてしまいます。もう少しと思いつつも、一度目覚めると寝直すのが年々難しくなります。現実もそんな物なのかもしれません。

「明易き人生ああ土根性は」(小川双々子)

さあっと思える朝、また、いつか東の地にも来れるようにっと気合いだけの土根性もいいものです。

ランチョンマットにと、実に細かい柄を選らんでみましたら、中々仕上がりませんが、楽しい柄です。

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Le sommeil d’une femme qu’on regarde intensément conjure autour d’elle une innocence, une sécurité presque démente : il m’a toujours paru inconcevable de s’abandonner ainsi les yeux fermés à des yeux ouverts.