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切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

金魚と水草 奮闘5

「木漏れ日の雫す明るさ竹の春」(辻多津子)

昔、私の部屋は、西窓に向けて机を置いていたのですが、その窓からは竹藪が見えるのでした。日が傾きだすと通例きつい西日が気になるものですが、特にこの秋になりますと、透明に輝く黄緑色のグラデーションが楽しめるのでした。竹は春の筍からすくすくと育ち、落葉を迎える秋になると青々と茂ります。そのことからこの時期を「竹の春」というのだそうです。

「風そよぐ葉ずれさわがし竹の春」(津田喜美)

その窓から竹のゆさゆさと揺れる音に交じって、どういうわけかいつもサイモンとガーファンクルの曲が聞こえて来たものでした。竹がどんな強風にも折れることなくしなる姿に、あの二人の澄んだ声が実にいいコンビネーションでした。心の柔軟さを学んだはずが、ここ数日捜し物捜しに心鎮まぬばかり。竹の春を心の中で浮かべたいものです。

 

金魚と水草、まだゼンタングルに未練あり、違う金魚を切り散らしてみましたが、相性が悪いのか没に。

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Le monde a beau être accablé de malheurs, rien n' empêche jamais les enfants de sortir comme les pousses de bambou après une averse de printemps.