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切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

セロファン色付けシリーズ:ティムバートン②

「秋まつり雨ふつかけて来りけり」(久保田万太郎

夜明けからの土砂降りの雨が一日続くのかと思いきや、もう晴間が見えて来ました。天気予報では二時ごろがピークだと言っていましたからズレたのかしらと、昼間の雨を疎んじましたが、早々に晴れあがり、祭り日の主催者の安堵の声が漏れて来そうですね。

「献灯を軒に連ねて秋祭」(布野壽)

昔ながらの民家には、軒先に旗掛けがあったものですが、さて今時のツーバイフォー住宅では注文をしないことにはのっぺらぼうの柱になっているのでしょうね。うちの実家も何百年の重みを一掃して建て替えましたが、さて祭りの提灯はどこにぶら下げているのでしょうか。提灯の貼替すらが難しくなっているのかもしれません。10月8日が村祭の日で早朝から神社の鳥居に提灯を立て掛ける作業の声で目が覚めたものですが、今でも提灯は灯っているのでしょうか。鬱蒼と茂った木々を縫うように神社の石段に提灯の灯が射すのが見たくなるとは、因果なものですね。

 

切り絵を始めた頃、下書きに沿ってカッターで切り取ってみたところでその箇所は一度でパラリとは剥がれないことが多々あったものです。それで大きな部分を切り取る場合は補助線を入れて一部ずつ剥がしたものでした。特に角部分は切り口にずれがあるのか、一ミリの何分の一かの切り残しがあるのですが、何分の一ミリであってもその箇所が切れていないわけですから、パラリとは剥がれないのです。これほど、気分を殺ぐ行為はないのです。つくづく素人だなあっと実感したものです。それが今では、ほとんどミスる事なく、パラリと剥がれて行きます。それでも、珠に二度切りする時があります。数ミリの断面ですが、いつも綺麗な断面にしたいものだと思います。

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“L’impossible, nous ne l’atteignons pas, mais il nous sert de lanterne.”