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切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

筍と竹藪②

「行く秋や抱けば身に沿ふ膝がしら」(炭太祇)

エゴン・シーレの作品に膝がしらを抱え込む絵がありますが、ふとそれを思い出します。一度、この画家の好きな友人に彼の作品から切り絵にしてプレゼントしたことがあるのですが、また切ってみようかと思っています。

「行く秋や手をひろげたる栗のいが」(松尾芭蕉

漸く、栗も爆ぜて来たでしょうか。それでは落ちて二本足動物に持っていかれると、母が爆ぜる前にと青い栗を収穫したことがありますが、皮手袋で実をイがから取り出すのは至難の業。あの栗山はどうなったのやら。二本足も踏み入れなくなっているのかもしれません。

「行く秋や書棚の隅の砂時計」(凡茶)

ここ二、三日の暑さもさすがに終わりでしょうか。今朝は冷え、明日からめっきりと寒くなるとか。秋はあっけなく暮れるのかもしれませんね。

 

そんな秋に、筍という画題も妙な取り合わせですが、しばしお付き合い下さいませ。

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“L'automne, c'est cousu de moments de grâce, qui ne durent pas.”