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切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

筍と竹藪③

「アナウンス富士の初雪告げてをり」(稲畑廣太郎) 

甲府地方気象台は、きょう26日午前6時半頃、富士山(3,776メートル)の初冠雪を観測したと発表したそうですが、平年より26日、昨年より15日遅く、過去最も遅い観測となったとか。つい、この間まで熱中症の警告が出ていたぐらいですものね。変な秋でしたと、今日は一気に冬型気圧配置とか、風が冷たいです。

「新幹線見ゆる雪富士有難し」(大平保子)

富士と分かる絵を描くなら、必ず天辺にはギザギザを入れますね。それでどういう訳かが誰が見ても富士になります。おかしな話ながら惰性化した脳に、たまにふと騙されている自分に気付くと時もまたいいものです。今朝の新聞に掲載されていた「セレモニーホール」という言葉の話。セレモニーなのだから、結婚式も入るはずですが、これは葬儀場のことだと誰もが知っています。ひと昔前は「文化」という言葉に洗練されたモダンな響きがあったはずが、塗装が剥げ、錆びた鉄骨の集合住宅のイメージしかないとは。惰性化したはずの脳でも、取捨しているものなのですね。

 

何度も申し上げてしまっていますが、切り絵では、切り始めに決定しないといけないことがあります。凹凸の選択です。地面をどうするか、かなり迷ったのですが、枯れた笹や木切れをセロファンで張り合わせるのも考えたのですが、地面を凸にすることにしましたが、さて効果はどうでるでしょうか。

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“Ce n’est pas la technique qui représente le vrai danger pour la civilisation, c’est l’inertie des structures.”