切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

型染めの型③

「紅葉せりなにもなきちの一樹にて」(平畑静塔)

先日、知人の話。近所の方が引っ越され「売地」の看板が立ったなあっと思っていたそうです。その後、数日家を空けていたそうですが、帰宅してみるとその地が更地になっていたそうです。まあ、それは致し方ない事でさほど驚く事ではないのでしたが、そのうちというよりも近辺の名物ともなっていた庭の南角にあった数十年の大木となっていた桜の木もごっそりと無くなっていたのだそうです。住宅街の桜の一樹。何とも春が寂しくなるのでしょうね。

「山頂の櫨(はぜ)の紅葉を火のはじめ」(矢島渚男)

まだ、街並みには紅葉が迫って来ていないのでしょうが、ふと眺める山並みに赤が浮き出して見えるのは櫨なのでしょうね。この時期で紅葉前線報によれば、日光なら「見頃」とあり足を延ばしてみました。まだ錦秋には日が浅かったようですが、ぱらぱら色づいた楓にはカメララッシュ。

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秋の七草のひとつ桔梗です。楓で一度染めて下絵にして二度目に秋草を8種類散らしてみようかと予定しています。凹凸の選択は、丸型の中を細かいのは凹に切り落としてみました。こちらの方が紗を入れずに糊置きが簡単に出来ます。

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Au profond de la montagne, - Ecartant et foulant les feuilles d'érable - Le cerf brame; - Et à l'entendre ainsi, - Ah! que l'automne m'est lourdement triste!