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切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

光を通して「不思議の国のアリス③」

「すす掃の埃かつぐや奈良の鹿」(太祇)

12月13日は、「煤払い」や「煤掃き」とされていたそうですが、さてどれだけの人がその習わしをご存知でしょうね。私もそんな日が今日だとはついぞ知りませんでした。

江戸時代中期まで使われていた宣明暦では、旧暦の12月13日の二十八宿は必ず「」になっており、鬼の日は婚礼以外は全てのことに吉とされているので、正月の年神様を向かえるのに良いとして、この日が選ばれた。その後の暦では日附と二十八宿とは一致しなくなったが、正月事始めの日附は12月13日のままとなった。

 そもそも煤払いとは、単なる掃除ではなく、年神さま(歳徳神(としとくじん)ともいわれ、新しい年の五穀の豊作を約束してくれる神さま)をまつる準備のための、宗教的な行事だったそうです。 13日に煤払いを済ませてしまうと、正月までにはまだ日数があるために、この日は神棚と仏壇の掃除のみを行い、家の内外の掃除は、それ以降の適当な日に行っていたようです。 これがやがて、暮れの大掃除という形になっていったのですが、現在では宗教的意味合いはすっかり失われてしまっているようです。

それにしても、かまどから電化されていく台所では、今に「煤」って何となるのでしょうね。

「煤掃やひらきみてある捨扇」(淡路女)

ここまで書けば、何としても今日は、厳かに何を置いても仏壇の煤払は行うべきところですが、立て込んだ用事あり神様には申訳ありませんが、新年お迎えには間に合うように煤掃きしますのでお見逃し頂きたいっと、これに限らず優先課題に押されて、遣り過している事の多い事。何とか、年末を区切りに消化したいものです。さて、行方不明のままの中近専用眼鏡に買い立ての優れモノの接着剤が煤ならぬ積もった不用品の中から救出される事を祈るばかりです。

 

不思議の国のアリスは再度のリクエストに応じて、三作目作りました。少しはグレードアップしているのがわかられるでしょうか?セロファンの色付けは手間な作業です。

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Mais vider son ventre est beaucoup moins incertain que nettoyer son âme.