切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

光を通して「イエス生誕②」

「軒を出て狗寒月に照らされる」(藤沢周平

ここ数日よく冷えます。昨夜の月はそれはそれは見事な満月でした。冷たい空気の澄んだ冬空に中天高く雲ひとつなく輝いていました。泥棒さんには最悪の天候となるのでしょうか。この句は、まさにそんなコソ泥さんの悩ませる江戸の街並みが目に浮かぶようです。

「ポスト行く風尖らせる冬の月」(岡本千弥)

郵便ポストの数よりきっとコンビニの数の方が多くないのでしょうか。ポストの近くの住まいっていいですね。そんな条件をリストにしてマンション探しをする人は今ではいないでしょうか。ポストも電話ボックス以上に無用の長物になるのでしょうか。そんな当たり前の物が当たり前でなくなってみると、惰性の脳が少し進化するのかもしれません。ふと流れてきた「くせのうた」という不思議なタイトルの歌を聞きながら、悪癖の脱出策が浮かぶようです。

 

百均に売っている小箱の底のベニヤ板を剥がして透明のプレートをはめて光線を通るようにした額です。そこに切り絵を四重構造にして入れてみました。私としては会心の作ですが、メルカリでの評価は思った程もなく静観の一日でした。ガックリf* *;

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“La lune est le soleil des statues.”