切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

猫いろいろ③

「虎落笛塵取に塵はなかりけり」(五十崎古郷)

真冬の強風は様々な処に被害を巻き起こしているようですね。高浜原発でのクレーン倒壊、ひと月前の糸魚川火事、本当に自然の脅威にはおののくばかりです。虎落笛とは「もがりぶえ」と読み、厳寒に、激しい風が竹垣や柵などに吹き付けて発する笛のような音。「虎落」とは竹を立て並べて作った物干し。それが烈風に吹かれて、笛のように音を立てることに由来するのだそうです。今日のような冷気漂う日でも、近所の幼稚園では用務員さんが細目に路地に落ちた葉を竹ぼうきでかき集めてられていますが、その先から風は舞い、ご苦労頭が下がるばかりです。

「愛憎や卓上に吹く虎落笛」(塚本邦雄

先日WOWO無料配信のCMで宮部みゆきの「楽園」が放映されるのが目に留まり図書館で予約して読み終えましたが、少々結末にはガックリです。もう一ひねり、超現象を全否定する形に落ち着くかと、かなり期待していたのですが、虎落笛の吹きどころは一か所に限られたようです。残念です。吉田修一の「怒り」の方は、予約下巻がまだ回って来ませんが、こちらは、落ちは大丈夫かなアッと、憎悪の吹き加減に期待しています。

「無駄な灯は一灯もなし虎落笛」(和田照海)

今朝の一面の晴れやかな姿「稀勢の里lは凛々しいでした。長い道のりだっただけに昨夜の横綱昇進の重みは感慨ひとしおだっでしょうね。これを頂点と思わず、功績を延ばされ益々相撲界を担っていかれる事をお祈りします。おめでとうございます。

 

国芳の「流行猫のおも入」の画像から切ってみました。セロファン一色をそれぞれ貼り合わせラミネート加工にしてみました。

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