切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

猫いろいろ④

「雪しまき音なき音を聞いており」(池田幸恵)

よくよく冷えます。昨夜も真夜中に雪しまきでもあったのでしょうか。しまきの「し」は「風」。「風」の古語で風が烈しく吹くさまのことで、 しまきの「まく」は「巻く」で重ねて風が激しく吹き荒れるさまのこと。 烈風に雨を伴うものを俳句では「しまき」といい冬季の季題となり、雨に雪をともなうものや雪まじりの烈風を「雪しまき」というのだそうです。そんな雨交じりの雪だったせいか。辺りはさほど積もっていません。霜なのか、雪なのか、さだかではないのですが、冬の苦手な植物が完全に溶けてしまっています。

「辛抱の限界なり胼薬(ひびぐすり)」(木津二郎)

手は正直でこれだけ気温が下がると、覿面指先が割れます。

「湯上りに胼薬つけ日課終ゆ」(大場比奈子)

そんなほっこりした一日の仕舞いが出来たらいいのですが、夜なべしては切っているので、朝目覚めに入浴するのが日課になっています。

折々のことばから

『食べ物のように朽ちていく、腐っていく気配が全く感じられないからです』(小桧山聡子)

作者は東京の建物群を指して言ったそうですが、さて今のこの時期麻痺してきて気付かなくなっているのは何なのでしょうね。

 

ラミネートした猫でモビールにしてみました。裏表があるのが難点でしょうか?

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“La haine, c’est l’hiver du coeur.”(Victor Hugo)