切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

NHKテレビ「LIFE」よりーうそ太郎

「点けてあること忘れゐし春暖炉」(相沢有理子)

寒戻りで奥に仕舞い込まれがちでしたダウンジャケットを引っ掛け、ストーブに寄り添ってしまいますが、ついつい暖かさに慣れてしまうと、点けていた事を忘れます。正に、思考も判断力も同じなのでしょうね。安穏と、鱗が何層にも重なってしまった目の前に、脳の中のカメラロールに保存されていない生命体が現れたら、少しは鱗が落ちるでしょうか。そうでもしない限り、私の厚い鱗は一層も剥がれないのかと思いつつも、心地よい暖房の温かさから抜け出せません。

「未練とは春の暖炉のやうな物」(山田弘子)

今更になりますが、村上春樹の新書出版の話題に慌て、「多崎つくる」を読み出しました。その中で、つくるは親友だと信じてやまなかった4人から一瞬にして絶交されます。理由は自分に問うてみろとだけ告げられます。まだそこまでで話の続きは読み終えていないので、どんな終焉となるのか気になるところで、何とも申し上げられませんが、こんな事件も私には必要なのでしょうね。今夜は、楽しみにしていましたNHKテレビ「LIFE]の最終回で、オモえもんともお別れになります。もっと、学習できる材料を集めないといけないのだろうなあっと思いつつ、まだよく冷える日々。外に出るには気おくればかりです。

「弾き了えしギターを膝に春暖炉」(田中春生)

 

「すいやせん うそつきやした」のセリフの字が少し小さかったのが失敗。写真を切る時に皺をどうするかが、まだまだ未熟で凹凸の選択に迷うばかりです。切り絵は凹凸の二選択しかなく、濃淡をどう表すかが今後の探求のしどころになるのでしょうね。一時、点描画を持ち込もうとしたのですが、途中で止めてしまっていますが、新たな発想を模索中。

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“Le regard indifférent est un perpétuel adieu.”