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切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

「刻・街フェスタ」出展に向けて④

「養生の図に乗らぬこと春の草」(藤田湘子)

確かに、病床明けは用心が大事ながら、健常さが言えば「ご訓示ご尤も」で聞く耳なしになりますが、この句を詠まれた藤田氏はこの後まもなく亡くなられたのだと。五七五の中に、読み手はどこまで入り込めるのでしょうね。

「春の草引けば大きく根を張りて」(渋沢小枝)

心がけて、生ごみ出しの折に市の指定ゴミ袋の隙間のある分だけを雑草に充てようと草引きを励行しています。まだまだ動きだしたばかりなどとは甘んじられないほどに、根は執拗に伸びています。

「春の草巻き込んで土裏変える」(諸橋廣子)

昔、父が耕運機で畑を耕すと、鳥が次々にやって来ます。それを機械音を消して土手に腰を下ろし飽きることなくみていた父。おそらく頭の中では、五七五を綴っては消しを繰り返していた、そんな父の春心地の顔が掘り起こされた柔らかい土と重なります。

 

関東のソメイヨシノが満開になったそうですが、関西は中々綻びず、明石公園はばっちりこの週末に満開になるのでは?桜見がてらいかが?今回はミニレターを多めに出品するつもりです。

akashi-hiroba.jp

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“Mauvaise herbe croît toujours même en hiver.”