切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

母の日カード⑤

「花種蒔く何とも軽き一袋」(国分七穂)

母がいつも、「桜が散ると、種蒔き」と言っていましたが、何の種を言っていたのかも忘れていますが、とりあえずはと、慌てて昨日は夏野菜の種をポットに植えこみました。トマト、オクラ、インゲンにゴーヤ。厳選に厳選し、百均ショップで二袋百円の並ぶ棚から取った四種類。乾燥された小さな粒の袋は当然軽やかですが、びっしり入っているかとポットをびっしり並べたものの、さすが百円ショップ。トマトの種は何と5粒しか入っていません。

「花種を蒔きて明日を危ぶまず」(牛田修嗣)

母はいつも「明日雨が降る」と言う天気予報を聞くと、逃さずに種蒔きに勤しんでいましたが、今日も好天気。優しい雨の水を受けるのが何よりなのでしょうが、仕方なくジョウロで水遣りです。

「見えねども指紋あまたや種袋」(小宅容義)

綺麗な写真に彩られた種袋。値段も手頃でつい手に取る方も多いのでしょうが、大方は戻してしまうのでしょうね。半年は成果を得るまでにはかかるでしょうか。そんな迷いの指紋が袋にはついているのですね。種袋にしてみれば、「また冷やかしか」と見透かしているのでしょうか。はてさて、どこぞの美術館に飾られ、あまたの方々が食い入るようにみつめられていたコピー君にはさぞや滑稽に見えた事でしょうね。今朝の新聞の家庭欄特集記事に「トリーチャーコリンズ症候群」という目が垂れ下がってしまうという疾病を抱えた青年の写真入りで掲載がありましたが、外見という誰でもが同じように見えていると思っているようで、そこにはあまたの邪念が塗り重ねられているのだと、ふと自分の鱗の厚みを痛感します。

 

カーネーションのレディー二人の切り絵を貼ってみました。ミニレター用のサイズに収まらず、少し大きめの封筒を作ってみました。封筒つくりもかなり慣れてきました。

f:id:masasarah:20170419111153j:plain

“Les plus grands efforts de l'art sont toujours une timide contrefaçon des effets de la nature. ”(Balzac)