切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

久しぶり型染め手拭いー青

「古茶嗜好名残り一服格別に」(古川春美)

新茶が毎年静岡の知人から届きます。そうすると晴れて去年頂いた新茶の封を切ります。貧乏性なのだなあっと思っていましたら、「古茶」という五月の季語を見つけました。新茶が出回る頃になりますと、前年の茶を古茶と呼び、新茶と違い酷があるからと好まれるのだそうです。「酷」誤字ではありませんよ。中国で穀物の熟したことを表した語「酷」から来ているのだそうですが、酷とは旨味ではなく深みのある味わい、複合的な味の重なりから出来るものなのですね。

「注ぎ分けて雫一滴古茶尽くる」(野田ゆたか)

長年生きてきたというのに、私は、お茶を入れるのが超下手です。先日NHKのドラマ「ツバキ文具店」を見ていましたら、奥田英二氏演じる男爵が主人公ポッポちゃんの入れたお茶を飲んで先代の祖母の味と同じであったからことから、彼女を見込んで代筆を頼みます。私と言えば、客人が来るたびに、冷や汗です。羨ましい限り、おまけに私は名うての悪筆。羨望の眼差しで毎週心のリセットさながらポッポちゃん見られればいいのですが、再放送時間が遅いですね。原作が小川糸さん。「あつあつを召し上がれ」「つるかめ助産院」「食堂かたつむり」知人がプレゼントしてくれ本棚に並んでいました。またポッポちゃんも読もうと思います。近づけそうにはないですが...

 

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Le thé n’a ni l’arrogance du vin, ni l’amertume du café et encore moins l’innocence minaudière du cacao.