切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

団扇の試み-第四弾瓢箪

「松の葉のしげみにあかくい入 日さし松かさに似て山雀の啼く」(若山牧水

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昨日明治神宮の花菖蒲がまだ見頃だと訪れ、清正の井戸の警備員さんに留まる山雀を撮ってみました。「やまがらです」と説明して下さいました。

「山雀の輪抜しながら渡りけり」(小林一茶

山の雀と書いて、やまがら。鳥名の由来辞典」(柏書房)、「鳥の名前」(東京書籍)では、「小さい鳥一般の呼称」ではないかとされていますが、「名語記」によれば、ヤマガラのヤマは山に住むことから、また「ガラ」とは、軽々しく動くことが転じて「カラ」、さらにそれが語尾として濁音化し、「ガラ」と名付けられたと説明されているそうです。正に、小粒の鳥ですね。このヤマガラの存在感を宮沢賢治が説明すると、「風の又三郎」の中から。
『たったいままで教室にゐたあの変な子が影もかたちもないのです。みんなもまるでせっかく友達になった子うまが遠くへやられたやう、せっかく捕った山雀に遁(に)げられたやうに思いました』

 

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漸く、団扇の試みも完了です。新し事好きの私としては、やっと心弾めますが、これでは進歩は難しいのでしょうね...

 Les oiseaux se prennent par les pattes, les hommes par la langue.