切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

追悼ージャンヌモロー凸切絵

「塀際へつめかけて咲く木槿かな」(荻人)

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近所の90を過ぎて一人暮らしでおられるご婦人の庭。毎年木槿ムクゲ)の花が塀を超えて咲き乱れます。木槿は「一日花」と言われますが、たくさんのつぼみが付き、次から次へと咲くので、桜のような潔さもなく、朝顔のようなはかなさとも異種な気がします。真夏にふさわしい逞しく図太くそうして華憐に。

朝顔にうすきゆかりの木槿かな」

 『和漢三才図絵』に「すべて木槿花は朝開きて、日中もまた萎(しぼ)まず、暮に及んで凋(しぼ)み落ち、翌日は再び開かず。まことにこれ槿花一日の栄なり」とあるように、昔から底紅(木槿)ははかないものの例えとされてきたのだそうですが、花びらが合弁の所為でしょうか、花びらがヒラヒラと散ることはなく、萎んで額に支えられながら、茶色くなってポトリポトリと落ちます。根性のある花に見えるのは私だけでしょうか。

 

ジャンヌモローの切絵の二枚切りした一枚を、カラスプレーでブルー系と黒でグラデーションをかけて、昨日とは反対の効果を狙ってみました。顔の印影はいかに?

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“On s’effraie des partis violents ; mais ils conviennent aux âmes fortes, et les caractères vigoureux se reposent dans l’extrême.”