切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

重ね切り絵色々ームーミン一家のピクニック

百日紅しづかに蟻のゆきあへる」(加藤楸邨

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夏休みになると、爺さん婆さんは忙しいのでしょうか。さてこの爺々と孫はどこへ行くのでしょうね。しかし、今年の夏は心穏やかでないのは、ジジババだけでなく親御さんも学校の先生も気が気ではないのでしょうが、スーパーの売り場も目を引きます。蟻用の殺虫剤が増産にフル稼働なのだとか。それにしても、蟻と見たら殺していたのでは、恐ろしくも生態系が変わり、益々ヒアリが繁茂有利になる環境になるとか言う話もあるとか。「ジュラシックワールド」が先日テレビでやっていましたが、人間が手を加える事で生態系を歪ませているなどという事が繰り返されないように、この夏休みは爺婆も孫と学ばぶ機会にするのもいいのかもしれませんね。でないと、蟻さんに申し訳ないです。

百日紅の幹くすぐれば仏笑む」(中村草田男)

 

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スナフキンとミーが簡単なのに対してムーミン一族が難しいのはわかりますでしょうか?線画自身はムーミンが実にシンプルで切るのはたやすいのですが、面倒なのは目。凸切りにすると、目は落ちます。ですから人の顔をする時はなるべく横顔にするか毛を垂れさせて補助線変わりにして目を線でつなげ止めるわけです。ところがムーミンにプーさんは実にそういう意味で面倒なのです。ちょっとした目の位置で表情は変わりますし、補助線を引かずに目を落とすと、目がすぐどこかに行ってしまいます。顔だけあっさり切り落として後で付け足すのですが、これがまた面倒です。人間をやる時は顔を再度白紙を貼り凹切りにします。これはいいアイデアですが、どうしても紙の質感の違いが判るので良し悪しです。っと、切る人間のぼやき。失礼しました。

“La peine emporte le profit.”