切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

シルエットを生かしてーお坊さんのお茶

「攫(さら)はれるほどの子ならず七五三」(亀田虎童子)

最近、我が子を紹介するのに「愚息」などという言い方はしないのでしょうか。私は小学校高学年で160センチはあったので、バスに乗ると子供料金を入れる度に睨まれたりしたものですから、母は必ず私を紹介する時に「ウドの大木で」と言っていたものですが、さて最近のモンスターペアレントになると、子供のことはどんな風に紹介するのでしょうね。この句のように誘拐、略奪される程でもないとは、何ともユニークな謙遜ながら、その行間には自慢せずにはおれない親の思いがひしひしと伝わって来ますが、先日、座間市の9人の身元が掲載されましたが、そのどの方の親御さん達も昔今日という日に神社で何枚も写真を撮られたことかと思うと、やるせなさは募ります。

「合わす手の小さくずれた七五三」(今瀬一博)

一途に祈りをささげたはず幼子の末期にしては、余りにも悲惨ながら、これはまた救えなかった社会構造の在り方を考え直す機会にしなくてはいけないのですね。

「花嫁を見上げて七五三の子よ」(大串章

夢みた花嫁姿を達することなく、見届けることもなかった親御さん。神社の婚礼も減り、都会では人々は孤立化するばかりなのでしょうか。顔のないネット社会だけにすがっているのかと思うと、手の届かなくなるばかりの恐怖が募ります。今日ぐらい神社仏閣に足を向けて、手を合わせてみたいものです。

 

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新聞に紅葉を紹介してあった写真をそのまま切り取り、お坊さんのお茶する姿をシルエットにして切り、背景の紅葉を少しアレンジして、朱色の和紙を和模様に細かく切り、赤、オレンジ、黄色のセロファンで切った紅葉を重ねてみました。セロファンの紅葉をもっと細かいのを張り合わせてもよかったでしょうか。

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