切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

クリスマスカード②

「蛙眠り雀膨らむ一茶の忌」(本谷英基)

11月19日は小林一茶1827年の忌日。確かに、外気が冷たく蛙もおちおちしておれず慌てて冬ごもりしたでしょうか。見かけなくなった雀ですが、枯れ枝に留った姿はフクフクして来ました。冬支度と、ストーブを出し、裏起毛の下着にズボンを引っ張り出します。ふくよかになるのは、着膨れるばかりの私です。

「一茶忌や人の世のもの生臭さ」(野田ゆたか)

今朝、郵便受けの隙間から一週間も前に投函されていた喪中葉書を発見。絶句です。最近はほとんどの方が家族葬をされるので、12月になる前のこの時期になると、喪中葉書を頂くことで初めてご不幸を知る事となり、この時期はたった一枚の葉書でその方のこの一年の思いが鬱々と頭を過り、今更ながら手を合わせることしか出来ないのかと、疎遠の吊れなさを悔いるばかりです。うちも去年この時期に喪中葉書を出しましたが、こういう一文で済ませるのは出す方は気が楽ですが、貰う方は置き所ない思いが募るものですね。

「一茶忌に滑稽の句覚束な」(斎藤紫々)

さてと、どんな句を引っ張り出してみましょうか。気持ちが浮上しますように。

「青空に指で字を書く秋の暮」

「夕日影町いっぱいのとんぼかな」

「寒月や喰ひつきさうな鬼瓦」

「大根引大根で道を教へけり」

「猫の子がちょいと押へるおち葉かな」

合掌。

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Rosée que ce mondeRosée que ce monde-ciOui, sans doute et pourtant4(Issa)