切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

蚤とり侍⑥

「よく似合ふ母のおさがり夏帽子」(秋山秀身)

昨日の気温は30度を超え完全の夏日。梅雨も明けたかのような日照りでしたが、まだのようですが、梅雨前線はどこへやら。帽子が必携。父の母自慢の一つが帽子。顔が小顔だったのか、顔かたちに合う帽子を周知していたのか、母は帽子にとてもしっくりくる人でした。では、私もと、母が残した帽子を頂こうとしたのですが、私の方が顔が長いのでしょうか、似合う帽子の形が違います。

「夏帽子お世辞上手に買ひもして」(笠井美知子)

お世辞に弱かったのが母と、偉そうには言えませんが、大概ブティックに入ると手ぶらでは出てこられない人。他人事でなく、自戒として私は店屋には入らないことと心を鬼に。

老いてなお好奇心あり夏帽子」(杉橋てつ)

昨日は、何年前かにも訪れた「日本剪画美術展」が今年も大崎O美術館でやっているのに気付き行ってきました。たまたま、「風紋」という目に留まっていました作家さんが来ておられて、お話を聞かせて貰いいいご伝授を受けることが出来ました。難点の一つです凹凸の凸で切り落としてしまうパーツをどのようにするかという点について、細かい策を教えていただきました。もともと仏像彫刻が専門でらしたそうで、そこから書画を切り絵でされたくなりこの剪画の世界に入られたそうですが、その彼の師匠さんからの貴重なお言葉をいただきました。「雑誌の紙を二枚重ねて、一枚だけを切れるまでにならんとなあ」っと。ただただ、力を込めることしか能のなかった私としては、まだまだ先は長いのだなあっと痛感した次第です。

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これは彼の作品ではありませんが、気になる手法が目に留まり絵葉書を買い求め写メしたものです。鮮明ではありませんが、両側の背景にうっすらと木々が見えますが、その切り方が実に細かい点になっていまして、その細かさが霞のように見えるのが心憎い手法だなっと。また、どこかで生かせればと思っています。

 

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何とも雑だなっと痛感ながら、厚顔無恥蒙昧。

Qui a bonne tête ne manque pas de chapeau.   f*_*;