切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

団扇⑤-蓮下絵

「重き雨どうどう降れり夏柳」(星野立子

本当に、まさに『どうどう』の擬声語に相応しく、よく雨が降ります。昨日はスマホの警報メロディーが何度鳴った事でしょう。外出できないほどでもないのでしょうが、昨夜金曜のフランス語レッスンは取りやめますと連絡が入りました。何だかぽっかり空いた金曜の午前中。自分でレッスンに行こうと決めて今年初めから行きだしたはずですのに、まるで学校の休校連絡を受けたように小躍りしている自分が居ます。トホホです。

「降る音や耳もすう成る梅の雨」(松尾芭蕉

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明日は七夕ですが、この雨は明後日まで続くとか。近所の川も、いつもなら底をショロショロ流れているだけで、こんな立派は側溝が居るのかしらと思うのですが、水は恐ろしいですね。天の河の晴れ間より何より、水難事故には皆さんご用心くださいませ。

「この味がいいねと君が言ったから七月六日はサラダ記念日」(俵万智

今日は「記念日の日」なのだそうです。『サラダ記念日』という歌集を彼女が出されたのが1987年。『記念日』に関心をもって貰おうとこの歌集ブームから設定されたのが1998年。思い起こせば、あのブームから30年になるのですね。さてど、大雨による悲しい記念日にはなりませぬように祈るばかりです。

「梅雨荒し泰山木もゆさゆさと」(日野草成)

雨脚がまたひどくなり、「どうどう」から「ごうごう」と、屋根の上を雨水が跳ね返していきます。木々はゆさゆさどころか、折れてしまいそうです。先日の地震で被害を受けた高槻茨木吹田豊枚方近郊の方々、ブルーシートは万全でしょうか。一人で修理に上ろうなどとはされませぬように、くれぐれもご用心くださいませ。

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柴田是真のこの絵柄は何度も切っていますが、やりだすと迷いがなく、限りなく繊細に切れるのでついつい夜なべしてしまいます。どんな風に団扇に貼り付けるかなど、先のことと考えもしないで、ただただ切るのが楽しいですが...ここが理系人間の理詰めのできない軽薄軽率人間のなせる事、後悔ばかりの人生です。

L'espérance, c'est sortir par un beau soleil et rentrer sous la pluie.