切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

誕生日ー仮面猫

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「斑のおほきことの親しきある杜鵑草」(鈴木伊都子)

入院中、窓からの景色を写メしようとベッドからスマホを翳した途端、画像にシミだらけの顔が現れ「ギョ!」と絶句したことでした。手元狂い反転して恐ろしいものを見ましたが、退院して先ず庭に降りて見ましたら似た風情の顔がありました。

「ひっそりといつもの場所に杜鵑草」(早崎泰江)

今年は、野菜のプランターが優先されて日差しも水も恵まれない逆境に追いやられていたホトトギスが、健気にも咲いていました。律儀なものですね。その点、こちらの脳は薄情この上なしです。

 入院ぎりぎりまで依頼の作品作りやらでバタバタして、命の次に大事なる丸刀に極細ピンセットに鋭利な小鋏、糊のつかない鋏など無くならないようにと、海苔缶の詰め合わせセットの空き箱に仕舞ったと思っていたのですが、帰宅して早速開けて見ましたら、大事な備品が一切入っていません。「ム!?」

 肝心のものが何一つ入っていません。実に、実に困りました。早速やるつもりはありませんでしたが、手元にあるべきものが収まらないのは何より居心地が良くありません。動かしたくない体を起こしては、隅に押し隠した材料ファイルなどを捜すのですが見当たりません。最近平たい菓子箱が空いたのでその二箱に、折曲がらないように、一つにはセロファン、もう一つには色和紙を仕舞っていたのですが、そこにはないと決め込んでいましたのがいけませんでした。根っから思い込みの激しいどうしようもないカチカチ頭の人間ですが、それが発見を極力阻んでいました。

 「まさか」っとそこを漸く、見直してみますと、箱が三つになっています。一つはやや細長いゼリーの詰め合わせセットの空き箱。「ピカ!」流石にそれを見たら、我が行動が蘇りました。長細いから刀など仕舞うのにちょうどいいわと、最後の仕上げが終わった時にその辺の大事な備品をがっさり、そこに仕舞い込んだのでした。深い反省し 、今後は箱には必ずラベル表示が必須のようですねっと言いつつ、きっとその深い反省も忘れ、時間切れになるのでしょうねっと思うなら...

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10月は知人に誕生日の方が多く、合間を縫ってのプレゼント作りなのですが...猫大好きな方へっと作ってみましたが、さてどんな顔がお好みでしたかしら...

. Le vieux oublieux du bien passé est dans l’état de quelqu’un qui est né aujourd’hui.