切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

Voysey-猫⑤

「一葉ずつ桜紅葉の色のあや」(山口広子)

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「好きな道桜紅葉の頃になれば」(稲葉汀子)

近所の桜並木も、バーベキュー禁止の貼り紙も褪せ反り返り、秋も深まりいきます。

「紅葉してそれも散行く桜かな」(蕪村)

「桜紅葉どっちつかずの色合いにて」(高澤良一)

人の眼には、見えるものは様々。落葉する葉を見て、連想するのも色々。紅葉も木々によって色も様々、桜は銀杏などとは異なり、地味で、一色では染まりきらず、その様は花の頃とついつい対比してしまうのが、凡人の性でしょうか。ついつい空っ風と共に、深まる秋に心に隙間が出来そうですが、先日の天声人語でも引用されていました、カミュが秋の落葉に残した言葉が、見る目を変えてくれます。

「秋は二度目の春であり、すべての葉が花となる」

 

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L’automne est un deuxième printemps où chaque feuille est une fleur.