切り切りMme

自作の切り絵を紹介する

ノリタケカレンダー一月

「窓に夜が来しをり読書週間果つ」(村沢夏風)

先日久しぶりに本屋で買い求めたレシートが財布の中で眠っています。読書週間中に買い求めた本のレシートを集めると、合計額により景品がもらえるのだそうです。もうあと少し買い求めれば、景品もグレードアップするのでしたが、気付いたら、結局読書週間は昨日で終わってしまったようです。星野源大特集という歌声高らかでした月刊雑誌「ダビンチ」が6日に発売されたのですが、この期間中に買い求められず。中々手元には来ぬまま、漸く図書館予約で読み始めた「いのちの車窓から」も、まるで高価な美酒をお猪口でちびちび呑むように読んでいましたが終わってしまいました。

「寝を惜しむともなく起きて夜の秋」(鷹羽狩行)

新聞の図書案内を読むと、ついついあれもこれもと買い求めたくなる単細胞というか、消費者へのくすぐりマンマと嵌ってしまう小市民ですが、いつからこの欄は日曜から土曜日に変わったのでしょう。それはさておき、今週の眼を引いた本は相変わらずグイグイ、グサグサ庶民の心をつかみ取る名人内館牧子氏の「すぐ死ぬんだから」と川合伸幸「狂暴老人:高齢者はキレる?」

夜の秋あくびのあとのまた暗く」(西東三鬼)

うっかり、すっぽり「チコちゃん」見落としていました。「ぼうっとしてますね」先週のネタですが、「どうしてオヤジはダジャレを飛ばすか?」単に注目を引きたいからでもないのだそうですね、医学的分析によれば、高齢化すると前頭葉にある抑制能力機能が低下する所為なのだとか。「すぐ死ぬんだから」と明日にでも死ぬ覚悟でもなく、「どうせ」の境地で矯正も反省もデリートされた境地が、社会の中で益々居場所が狭まれていくのでしょうね。唯一の秋の夜長は、誰に邪魔される事なき境地、翌日のしっぺ返しが怖いながら...

「しづけしと思ふばかりの夜の秋」(山口青邨

冷え込むまでの、一時の優雅な夜お楽しみくださいませ。

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本屋さんで見つけたノリタケの卓上型のカレンダーを見つけ、漸く依頼の苦悩から解放されたので、模切ることにしました。2ミリ四方の数字もひとつずつ切り、一枚ずつ貼っていく作業が、何とも心落ち着きます。このどうしようもないバカバカしさに乾杯!!

 Il y a tant de livres qu'on ne peut pas même lire ceux qui sont excellents, alors pourquoi perdre encore son temps à feuilleter ceux qui sont gâtés par le faux esprit ?